やがて君になる11話の感想と評価!内容やあらすじ、考察

『やがて君になる』第11話「三角形の重心/導火」のあらすじと感想です。最終部「沙弥香なら、いいよ」という謎めいた台詞の考察もしていますので、ぜひとも最後までご覧ください。

 

生徒会劇、結末の行方




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生徒会メンバーは生徒会劇の練習のために合宿をします。この第11話は合宿回です。

 

生徒会劇のシナリオは、主人公役の燈子が記憶喪失。お見舞いに来る人たちはそれぞれ主人公に対して違った印象を語る。で、現状のシナリオでは主人公は佐伯沙弥香演じる恋人が語る自分への印象を信じて幕を閉じる、という形になっているようです。だけど、脚本を担当したこよみは納得がいかない様子。







 

この劇中劇は、生徒会メンバーの縮図になっています。特に、燈子、侑、沙弥香の三人の関係を映す鏡です。現在は燈子と沙弥香が結ばれる結末。それがどのような理由で脚本が変更になり、どのような決着を見せるのかが注目です。

 

「三人でよかった」という「三角形の重心」




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燈子、侑、沙弥香の三人は同じ部屋で眠ることになります。それぞれがそれぞれの思いを抱いています。

 

沙弥香は「燈子と二人きりだったら一線を越えてしまっていたかもしれない」と、燈子は「侑と二人きりだったら甘えすぎてしまったかもしれない」と、侑も「燈子と二人きりだったら近づきすぎてしまったかもしれない」と。






 

結果、それぞれが「三人でよかった」と安堵します。三人でいたから今夜はバランスが取れていた。そういう意味での「三角形の重心」です。

 

姉の真実を知った燈子の葛藤




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合宿に市ヶ谷さんという、燈子の姉と共に生徒会をやっていた人物が演劇の指導にやってきます。

 

彼が燈子に語るところによれば「燈子の姉は、夏休みの宿題を生徒会メンバーに手伝ってもらうなど、全然しっかりした人間ではなかった。だけど、そんな彼女のことをみんな好きだった」と、燈子が姉に抱く印象と全く違うもの。







 

燈子は衝撃を受けます。燈子は姉のようにならなくてはならないと心に誓って、しっかりした自分を演じていたからです。アイデンティティ・クライシス。生徒会劇の「他人から見た印象がまるで違う」というテーマとも通じていて、秀逸な展開だと思いました。

 

「沙弥香なら、いいよ」の意味



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燈子は上述の「自分がわからなくなってしまった」ことを沙弥香に打ち明けます。沙弥香は姉がそもそもしっかりした人物でないことを知っていたようです。「ごめん」と謝る沙弥香。

 

そんな沙弥香に燈子は「沙弥香なら、いいよ」と返答します。

 

燈子は自分の内面に踏み込まれることを嫌っています。特に、自分が好いている侑に踏み込まれることを避けている描写がこれまでの物語で現れていました。

 

つまり「沙弥香なら、いいよ」は「沙弥香は友達だから、いいよ」ということなのだと思います。これは沙弥香にとっては友達としては近づけたけれど、恋人としては拒否されたという難しい事態です。

 

そんな二人を侑は複雑な表情で見つめます。きっと侑に燈子は自分の内面をさらけ出すことはしないでしょう。だからこそ侑と燈子は今の関係を維持しています。しかし侑は燈子の内面に踏み込みたいと思っている。侑は侑で複雑な立場です。



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