やがて君になる8話の感想と評価!内容やあらすじ紫陽花の考察

『やがて君になる』第8話「交点/降り籠める」の、特に紫陽花(あじさい)に関する考察をしていきます。第8話で象徴的に描かれるのは紫陽花の描写です。侑、燈子、沙弥香のそれぞれが紫陽花を指して「何色が好き?」と尋ねるのです。一つずつ掘り下げていきます。

 

はじめに結論




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はじめに、本稿の結論としては、紫陽花は「何色が好き?」と「尋ねられた人物」(「尋ねた人物」ではなく)の心象を象徴していると考えます。







 

また、紫陽花は3色登場しますが、「ピンク=侑」「青=燈子」「白=沙弥香」のメタファーであると考えます。

 

第1の紫陽花




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燈子から沙弥香に「何色が好き?」と尋ねます。その紫陽花の色は「青=燈子」が多めで「白=沙弥香」が少なめと描写されています。

 







これはすなわち、沙弥香における燈子への想いが強いことを表しているように思います。燈子はきっと紫陽花を見つけたので何の気なしに沙弥香に尋ねたのでしょう。「自分を好きになってほしくない」と考えている燈子が、自分を象徴する色を多く含んだ紫陽花を指して「どの色が好き?」とは尋ねないと思われるので、紫陽花は「尋ねられた人物」の心象を表していると考察しました。

 

第2の紫陽花




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沙弥香が侑に尋ねます。色は「ピンク=侑」と「白=沙弥香」が半々。「青=燈子」がないのが印象的です。







 

侑はこの直前の会話で「もしも七海先輩(=燈子)が演技をしなくてよくなったら、私はどうなるんだろう」と未来に対して不安に思っています。沙弥香が「想いを伝えられるのだろうか」と結論ありきのYes/Noで答えられる自問するのに対し、侑の気持ちは「どうなるんだろう」と荒涼としています。

 

そんな心象の中で「どの色が好き?」と尋ねられるので、侑にとってその紫陽花は「青=燈子」が見えないのだと思われます。

 

第3の紫陽花




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侑が燈子に尋ねるのですが、燈子は眠ってしまっています。紫陽花は「ピンク=侑」「青=燈子」が半々です。







 

燈子は眠っていてその質問を聞くことがないので、「何色が好き?」という侑の質問は空中をさまよって侑自身に帰結します。沙弥香に尋ねられた時には「青=燈子」がなかったのですが、ここでの自問自答ではきちんと「青=燈子」という答えが存在することに注目です。

 

とは言っても、燈子は選ばれることを望んでいないでしょう。侑もそれを理解していますし、まだ強い恋愛感情には到達していない。なので、紫陽花の色は半々でありバランスの良い状態が保たれている象徴となっていると思われます。



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