やがて君になるアニメ9話の感想と評価!内容やあらすじは

『やがて君になる』第9話「位置について/号砲は聞こえない」のあらすじと感想です。

 

この第9話は体育祭回で、これまでの物語の総決算的な位置づけになっており、それぞれのキャラクターの心情も提示されています。

 

七海燈子の心情




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体育倉庫で侑と二人きりになりキスをします。で、「体育祭が終わったらご褒美として侑からキスしてほしい」とせがむのでした。





 

燈子は相手が自分のことを好きになることは許容できないキャラクターであるので、「侑からキスしてほしい」という願望がどういう心理状態なのかはよくわかりません。おそらくは、燈子が「キスしてほしい」と言って初めて相手が動くという関係を望んでいるのであり、侑から自発的にキスをしてくることは望んでいないのだと思われます。

 

とても気難しい人です。この体育倉庫のキスシーンもラブラブと言うよりは、すぐにでも崩れてしまいそうな危ういもろさが感じられます。

 

牧聖司の心情




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他人に恋愛を外から観客として眺めていたいという牧くんと侑との会話があります。「誰のことも好きにならないという点で、私たちは同じだね」と侑は言いますが、牧くんは侑の本心に気づいています。






 

侑は燈子のことを好きになりたいと思っているか、あるいは、もうすでに好きでその心を押し殺しているかのどちらかです。牧聖司という「誰も好きにならない」と宣言しているキャラクターは恋愛物語の中ではなかなか稀有で、一種の発明と言っていいのではないかと個人的には考えています。

 

佐伯沙弥香の心情




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体育祭の部活対抗リレーで侑からバトンを受け、燈子にバトンを渡します。侑からのバトンがスムーズに渡ったことで二人の仲は悪くないことが示され、燈子にバトンを渡すことは自らの想いのメタファーになっています。

 

小糸侑の心情




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燈子がリレーで負けたくないと躍起になり、アンカーとして懸命に走る姿に侑は見惚れます。燈子に好きと言われたからではなく、侑自らが進んで真剣な燈子に特別な感情を抱きつつあることが示されたシーンです。






 

で、体育祭が終わった後。燈子は侑にご褒美のキスをせがみますが、侑は「好きでもないのに自分からはできない」と断ります。さて、

 

・好きでもないのに自分からはできない

・好きだから自分からする

 

上記二つの文は同じ意味を示しています。つまり侑からキスをしてしまうと、自分が燈子のことが好きだと論理的に認めてしまうことと同義であるとわかっているので、自らキスをしなかったと考えることができます。

 

このキスシーンでは侑の心情として、海の光景が映し出されます。侑の「誰も好きにならない」という心は暗い深海としてこれまでにも表現されてきたことにも注目です。その光がこの先どうなるのか、展開に注目です。




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